M氏の将棋

序盤戦術と自戦記書くよ(`・ω・´)

アイデア

34銀定跡

今回は相居飛車の立ち上がりから2筋を逆襲する変化(34銀定跡)を紹介します。名前は適当につけました(>_<)初手から▲26歩△32金▲25歩△42銀▲76歩△34歩(図1) 図1:△34歩 発動条件は図1の局面になること、かつ図1から先手が▲22角成としてこないことです。周辺…

24歩一発屋への対策 -23飛型

(((º□º ;;)おわぁぁぁぁ 2切れではこの手の事故がそこそこあります。そして振り飛車側は仮に△同歩とうまく反応できた場合でも、そこからこの24歩突きを咎めるのは簡単ではありません。危ない目に遭わされた見返りとして咎めてやりたいところですが、咎めよう…

対 中飛車左穴熊- 左玉による対策

今回は中飛車左穴熊 対策としての「左玉」を考察します。もともとは県の強豪が指しているのを見たのが始まりです。※本記事は無ソフト研究ですので内容は厳密には間違いを含んでいます、ご了承ください。 初手から▲56歩△34歩▲58飛△44歩▲55歩△42銀▲76歩△43銀▲4…

振り飛車ミレニアムー△71玉の工夫

短編でアイデアを紹介します。 まず背景につきまして。居飛穴対策として振り飛車ミレニアムが一時期有力視されたことがあります。△81玉と深く潜った形(図1)は端攻めの反動を受けにくく、また6筋の当たり判定が小さいため△65歩から積極的に動きやすいのが長所…

六間飛車穴熊 ~幻の疑似一間飛車~

奇襲戦法のアイデアを紹介します。昭和のB級戦法っぽいタイトルを付けてみました... 「六間飛車穴熊」初手から▲76歩△32銀▲26歩△62飛▲25歩△64歩▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲26飛△65歩▲48銀△64飛(図1) 図1:△64飛 32銀型から6筋に飛車を浮くのが意表を突く構想です…

穴角石田流

短編でアイデアを紹介します。穴角を活用することで再現性ほぼ100%で石田流に組めるのではと考えました。ちなみに再現性の高い石田流といえば343戦法や43戦法などがありますが、自分はこれらについて全く詳しくないのでそれらに対して穴角石田流にどれだけメ…

新しい囲い3個 ~金の活用~

既存の囲いは金の活用に関してはかなり保守的な思想に縛られていると思います。 今回は、まだ発案の段階のアイデアたちの中から、金の活用に特徴のあるものを紹介します。 金冠 自分が唯一棋譜並べをした棋士が故 森安秀光九段ということもあり、自分の棋風…

▲37玉戦法と工夫

▲37玉戦法とは上図のように袖飛車から▲37玉経由で穴熊を目指す戦法です。狙いは3つあります。 急戦に対して袖飛車から攻め合いで勝負 袖飛車が△33角&△32玉に当たるので相手は穴熊に組みづらい 「振り穴→袖飛車振り直し」と比較して一手得 下記サイトに▲37…

筋違い角対策

今回は筋違い角について「相筋違い角+振り飛車」という対策を紹介します。 まずは基礎知識から復習です。 羽生流 最も有名かつ有力な筋違い角対策です。 トップ図から△62銀▲34角△32金▲66歩(図1)△64歩▲68飛△63銀▲88銀△54銀▲77銀△44歩▲76角△45歩▲48玉△33銀▲3…

端角中飛車対策(向飛車△52金右)

端角中飛車、級位者有段者問わず苦戦する方は多いと思います。最も確実な守り方は石田流+△42銀△52金という低い陣形なのですが、棋風の関係で△44歩を止めて穏やかに反撃重視で戦いたい場合は対策に苦労します。そこで後手向かい飛車で△52金右と上がる構想を紹…

44角型向飛車のアイデア・検討

今回は相振り飛車でのアイデアについて書いていきます。主に対石田流を想定しています。 初手から▲76歩△34歩▲75歩△32金(図1) 図1:32金 まずは▲75歩に対して△32金と上がります。この▲32金が僕の最近のトレンドで、先手に▲66歩を突かせる意味です。将来の66…

九間飛車 アイデア

今回は九間飛車のアイデアについて書きます。 序盤はこんな感じです。 △14歩に対して▲16歩と受けてくるなら△13香~△12飛 こんな感じに進めます。後手は△15歩からかなり能動的に動くことができるので居飛車の持久戦を牽制できているかもしれません。また△12飛…

ノーマル中飛車 33銀53金型

なんとなく思いついたアイデアを簡単に紹介します。 図1:概要 陣形は図1の通りです。後手の狙いとしては以下の3つがあります。 33銀で2筋をがっちり受けること 73角と展開して居飛車右辺の薄さを咎めること 22飛~24歩の2筋逆襲を見せることで先手の26角や…

54歩型原始中飛車

思いついたアイデアを簡単に紹介します。 概要 図1:紹介 この戦法は、簡単に言うと原始中飛車で55歩を突かずに、代わりに玉頭の厚みを築く指し方です。先手が居飛穴系統の持久戦を目指した場合、図1以下は2通りの展開に別れます。 先手が57銀型なら図2、先…