追記:棋譜再生を入れたせいで幅がこんななってしまいました(・.・;)
自戦記をサボりがちなので反省です。どうも勝った対局も負けた対局も、わざわざ記事に書くほどの将棋ではなかったな~と思ってしまって・・・今回は「広島将棋ひろば」で行われた年末の団体戦から負け棋譜。相手は小学生っぽい男の子。本譜上図のように▲47銀型から▲66角という不思議な陣形に組まれました。▲56歩と突いているのがポイントで、後手△54銀型が安定しません。トーチカか何かに組んでくるのかなと思って無難に風車を採用。
進んで下図
ありゃ 地下鉄飛車でした。近年では角交換四間飛車に対して47銀38金66銀77桂78金68玉の地下鉄が有力視されているらしいです。また対四間飛車(美濃)でも地下鉄飛車が成立する可能性があり、以前から厄介な戦法だと思っていました。ただ、知ってはいても▲47銀型からの地下鉄は初めて指されたので対局中は戸惑いました。普段m式を指している経験上、▲66角には△45歩▲57角...または△45歩▲57銀△44銀~△54歩~△55歩~△64歩という展開にしていたので、本譜▲47銀型は初めての経験でした。
進んで下図
▲98香~▲99飛の端攻めを警戒したかったので△51角~△73角~△51飛と展開。5筋から動きました。
上図から▲84歩△同角▲同角△同歩▲83歩(下図)
読んでない手が来ました。この歩がなかなか悩ましい歩でして、僕の読み筋は
- △同金▲62角。
- △73玉▲82角△同金▲同歩成△同玉▲55歩△43銀▲62金△53飛▲63金△同飛▲74銀△53飛▲73歩。
- △同玉▲55歩△43銀▲85歩△73玉▲84歩△82歩。
いずれの場合でも▲55歩を△同銀とは取りにくいことが判明しました。本譜は3番目を選択しましたが、感想戦では「▲83歩打った時点でだいぶ・・・」とのお言葉をいただきました(・.・;)
以下少し進んで下図
8筋を低く受けるのは妥協ではありますが、8筋を収めて5筋で反撃するつもりでした。ひとまず▲95歩△同歩▲92歩を受けてじっと△74歩としたのが上図ですが、以下▲33桂成△同金▲54桂(下図)
うおおお つぎ▲85桂受からないんですが、△54銀とちぎるのは次▲42銀が残って忙しい。よって本譜は強く△44銀と出て次の△55銀にかけました。▲85桂△84玉って危ないですけど意外と捕まらない読みでした。
上図△65桂で後手陣が手厚くなり少し自信が出てきました。
先手の攻めを切らせそうな希望が見えてきた上図以下、▲74歩△同銀▲同銀△同玉▲62桂(下図)
あれまぁぁぁぁ 華麗な成捨てを喰らい、上図以下△同金▲66桂△63玉▲83飛成で突破を許してしまいました。以下耐えて一瞬互角まで押し返すのですが、謎の緩手が出て負けとなりました。
ちょっと試しに棋譜再生を貼ってみます。
将棋盤
0手
割とおもしろい将棋だったと思います。というのも始終不利からそのまま押し切り負けなのですが、玉の安全度の読み切りや△65桂などの粘りが指せたので、内容としては満足でした。
おわり