この記事では△42金が活きる展開を紹介します。
上図は後手ノーマル中飛車の△42金に対して居飛車が加藤流袖飛車を選んだ場合です。
ここから△45歩（図2）が成立します。
図2から▲33角成としてしまうと△同桂で振り飛車の活動を助けてしまうため...正しくは
図2から▲45同歩△88角成▲同玉△55歩▲同歩△同飛▲48飛△33桂▲44歩△32銀(図3)
形勢は互角～振り飛車良しです。次の△25飛や△55角といった手が受けづらいです。図3から▲31角には△41歩で問題ありません。
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42金型のメリットはこのように▲44歩に△32銀と引ける点で、従来の32金型（図4）では同様に進んで▲44歩（図5）となりますが...
このとき△52銀しかなく以下▲53歩△同飛▲21角△41角▲54歩△同飛▲43歩成(図6)
これは居飛車良しなので、結論として一般的な32金型からの△45歩は不成立。
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32金型で45歩を成立させようと思ったら、早めに動く手があります。
図7から▲45同歩△88角成▲同玉△55歩▲同歩△同飛▲77角△51飛▲11角成△33桂▲12馬△55角（図8）
これは後手優勢です。
これを避けて居飛車が途中▲77角に代えて▲37桂（図9）とすれば、部分定跡として以下△35歩▲26飛△58飛成▲同金△69角▲59金△78金▲98玉△36角成（図10）があります。
これも後手良しです。以下▲29飛は△47歩で潰れています。
情報源：「ようこそ！研究室へ」 http://opu-shogi.chips.jp/www/fudaiOB/kenkyusitu/index.htm
