M氏の将棋

序盤戦術と自戦記書くよ(`・ω・´)

自戦記 m式四間 vs 玉頭位取り

将棋倶楽部24で久しぶりの対局

持ち時間1分、秒読み30秒

先手:m五段(2327)

後手:Mars2718(2263)

初手から▲76歩△34歩▲26歩△44歩▲25歩△33角▲48銀△32銀▲56歩△43銀▲58金△42飛▲68玉△62玉▲78玉△72玉▲57銀△62銀▲96歩△94歩▲68銀△32金▲77銀図1

図1:▲77銀

本当は2切れや3切れ以外の持ち時間の長い将棋ではノーマル四間飛車を採用しようと思っていたのですが、いつもの癖でうっかり△72玉と寄ってしまったのでm式四間で行くことに。先手の図1で先手は玉頭位取りを宣言しました。

ちなみに風車・ツノ銀中飛車に対しては玉頭位取りは有力なのですが、32金型四間飛車に対してはあまり有力ではないと思っています。というのも32金型からでもスムーズに櫛田流変化図1)に合流できるからです。

変化図1:櫛田流に合流

本譜はこの櫛田流もありましたが、m式で対応をしてみました。

図1から△45歩▲75歩△44銀▲36歩△43金▲76銀△35歩▲同歩△同銀▲55歩△34金▲38飛△36歩▲66角図2

図2:▲66角

最後▲66角は先手しかたなく、次の△46歩▲同歩△同銀▲同銀△同飛のときの十字飛車を受けた手。

図2から△46歩▲同歩△同銀▲同銀△同飛▲47歩△66飛▲同歩△55角図3

図3:△55角

本譜は△46歩と積極的に行きましたが、△46歩に代えて無難に△24歩もありました。他の将棋で先手陣に隙がなかった場合はこちらの方がよいでしょう。

また最後△55角に代えて△49銀もありましたが、▲39飛△58銀成▲同金で先手に駒を持たせてしまうのが微妙なところです。後手陣も34金が酷い形なので局面を活性化させたくありません。

図3から▲67金△19角成▲31飛△43角図4

図4:△43角   変化図2:△33桂の受け

 

△43角がこの陣形ではよく出てくる自陣角です。他には▲41飛打△52銀打とかも好手になります。ちなみに△43角に代えて△33桂という受けも成立するようです。ぱっと見△33桂▲35歩が見えるので指しにくい手ですが、以下△45金と逃げて後手良しの形勢となります。飛車がそっぽに行くので▲33飛成とは指しにくいです。

図4からは▲74歩(悪手)△42銀▲73歩成△同馬で先手投了

ソフト的には図4から▲32銀が最善のようですが、僻地に銀を打つので指しにくいですね。

全体的に玉頭位取りは安定するまで手数がかかるので、m式から強く動いても戦えそうです。